今日は友人のご主人のお通夜でした。
友人は「うたごえ喫茶」の常連で、いつも色んな歌をリクエストしてくださいます。先月、ご主人が具合を悪くされとうとう入院に・・。でも、いつものようにうたごえ喫茶の数日前に、その彼女から20曲からのリクエストが郵便で届きました。
その中にあった「心の旅」を、他の曲と同様に何も考えず「歌集」に載せました。当日、五十嵐リーダーが「あら!誰のリクエスト?若いわね(^_-)-☆」って冷やかした。その時も私は、参加者は皆な年配なのに、若者の曲だからからかっているな・・としか思っていませんでした。
歌い出してしばらくして、ドキッと・・。涙があふれて、歌えなくなりました。
ああ だから今夜だけは 君を抱いていたい
ああ 明日の今頃は 僕は汽車の中
旅立つ僕の心を 知っていたのか
遠く離れてしまえば 愛は終わるといった
もしも許されるなら 眠りについた君を
ポケットに詰め込んで そのまま連れ去りたい
ああ だから今夜だけは 君を抱いていたい
ああ 明日の今頃は 僕は汽車の中
賑やかだった街も 今は声を静めて
何を待っているのか 何を待っているのか
いつも いつの時でも 僕は忘れはしない
愛に終わりがあって 心の旅が始まる
ああ だから今夜だけは 君を抱いていたい
ああ 明日の今頃は 僕は汽車の中
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彼女はきっと覚悟していたのでしょう。とうとう彼が汽車に乗っていくその日がやってきたのです。こんな悲しい歌と、この日まで知りませんでした。