さあ、北後援会が燃えた「北黄門漫遊記」。わずか3回の練習と2回の読み合わせで本番を迎えた寸劇ですが、本当にみんなの知恵の集大成となりました。
脚本から衣装まで総勢16名の知恵と演技・特技となりました。テレビでは「水戸黄門」といえば演出のところに必ず「特技 宍戸大全」という名特技が付きものでしたが、「北黄門」ではそれぞれが演出家になって、演技一つ一つに注文がつくので、まとまるのも大変。それだけ、みんなの思い入れが深く、名演技と・・・なったのです。
農民たちが働いています。いくら働いても作物はみんな代官のところへ・・。食べるものにも事欠いて、若い者はみんな出て行ってしまい、残るのは老人ばかり。
そこに野田代官と財界屋、土地の親分が・・・。「もっと働かんか!」
それを見ていたちりめん問屋のご隠居、「何かあったのですか?」
村長(むらおさ)が「よくぞ聞いてくださいました」と窮状を語る。「TPPには参加するは、消費税を10%にするという。もう食っていけない」と。
財界屋「なんだなんだ、黙って聞いておれば・・・!」
格さんが「このお方をどなたと心得る。北黄門様に・・・。」
北黄門さまが、農民たちから悪政の数々を聞き、今後やめるよう説くが。
野田代官「黄門様、そうはおっしゃいますが、TPPはもうアメリカさんと約束したことですし、海外にも言ってますからいまさら・・。それに消費税だって・・。ところで、あんたは黄門だなんて言っているが本物かどうか怪しいものだ。おい、やってしまえ!」と居直る。
助さん、格さんの特技が始まるのでした。農具を振って応援する農民たち。
「ハッハッハッハ、これにて一件落着。それでは助さん、格さん参りましょうか。」
出演者みんなで「北黄門」の歌を唄って終わりというストーリーでした。
21世紀の世で「一見落着」を付けられる人は、選挙権のある国民です。みんなで頑張りましょう。
終わった後に「もっとやりたいなあ。」と、病みつきになりそうな声が・・!次の出演は29日金田公民館での「北後援会新春のつどい」が待っています。