市民の方から市民病院の近くの「達上池(たんじょういけ)」の周辺の放射線量を測ってほしいとの要望がありました。
達上池は市民病院の南側の達上ケ丘公園の中にあります。ここは、江戸時代、渋田川(昔は玉川と言われたそうです)のはんらんでできた池で、今は1つの池ですが、当時は3つあったと言われています。今も散歩するのにとてもいい場所で、池の周りに腰かけて話し合ったり、地域の憩いの場所となっています。
この日(8日)は夕方になってしまいましたが、天気も良く、池の水面には夕陽に染まった雲が映り、2羽の鴨が羽づくろいをしていて、とてものどかな風景でした。
市民病院の入り口脇の道路から公園に入り、そこからずっと奥の達上池の方まで進んで行きました。
公園の土・・・8ヵ所で調べた結果はいずれも0.041~0・063μシーベルトという結果。
木の下・・・桜の木、くすのき、ツツジ、アジサイの下を測定した結果、0.035~0.055μシーベルト。
苔の上・・・0.041~0.049μシーベルト。
落ち葉が集まった場所・・・0.085μシーベルト。
雨水ます(排水溝)・・・0.041~0.074μシーベルト。
水飲み場の蛇口の水受け(コンクリート製)・・・0.074μシーベルト。(なぜここを測ったかというと、他の公園で同様の水飲み場で0.115μシーベルトと高めの数値が出たため。)
砂場・・・0.040~0.047μシーベルト。
すべり台下・・・0.037μシ-ベルト。
だんだんうす暗くなってきましたが、ここが通路です。この周辺を手前から数か所測定。
通路・・・0.037~0.041μシーベルト。
花壇の土・・・0.070μシーベルト。
以上の結果でした。今回測ったところでは平塚市が除去対象としている0.23μシーベルト以上の場所はありませんでした。