(先週、議員への予算説明会と現地視察が行われ、新しく建設している大野消防署庁舎などを見てきました。)
(ここは、次期環境事業センターの建設現場です。ここからダイオキシンが検出され、工事日程が遅れています。)
(松風町・久領堤貯留管築造工事の現場。直径3メートルの貯留管を地下に埋め、一定量を貯めることによって、合流式下水道の汚水が河川に流れ出ないようにする工事が行なわれています。)
23日から3月議会が開催されました。
落合市長になって初めての通年予算案。今年は、平塚市制施行80周年という節目の年でもあります。取り立てて大きなイベントや仰々しい行事を行う必要はありませんが、市民が平塚市の80年という歴史を振り返り、これからの一歩に安心と自信を持って歩み出せる、そんな年となってほしいと願います。
新年度予算書を見ると、市税収入は4.1%の減、個人市民税は年少扶養控除の廃止によって前年比でわずかに増となっていますが、法人市民税が25.3%の減。H24年度の地方交付税が12億5千万円となっています。平成22年度に10年ぶりに普通交付税の交付を受けてから、これで3年連続の交付です。
今3月議会初日で即決の議案であった「補正予算」で、地方交付税は9億9千万余円の追加があり、今年度の地方交付税の合計は13億3675万6千円となりました。厳しい状況であることは確かであり、これから平塚市としてどういった景気回復策を打ち出すのかが市民の注目するところです。
今回の補正予算で、平塚市商店街連合会と商工会議所が中心になって行う「平塚プレミアム商品券事業」が提案され、4億4千万円(内4千万円がプレミアム分)の商品券を発行することになりました。詳しくは平塚市のホームページ、広報、地方紙、チラシ等で周知をしていくとしていますが、平塚市の補助額は2500万円分。プレミアム分の4千万円を市と商業者の双方で2分の1ずつ負担することとし、事務費の700万円を平塚市が450万円、実行委員会が250万円としています。
この事業のもう一つの目的として「東日本大震災の被災地支援」を掲げていますが、商品を100万円分被災地から購入し、被災地からの商品を購入した人を対象に抽選会を実施するとしています。これに関しては、共産党議員団を代表し渡辺団長は、被災地支援を行うということは、今回のイベントで行うというだけでなく、継続した支援を考えて行くことが必要であると意見を述べ、継続的支援策を求めました。また、今回のプレミアム商品券を発行することになった経緯、市として今の経済状況をどう見ているのかを質しました。
私達共産党議員団は、プレミアム商品券の発行も一つの景気対策として「良」としますが、1回ぽっきりの補助ではなく、継続した経済効果につながる施策の検討が必要だと考えています。3月議会では、渡辺議員・高山議員が質問に立ちますが、そうした視点で質問をしていく予定です。