豊田打間木では
午後4時以降はものすごい突風と激しい雨。窓の外を見ると、窓ガラスにたたきつける雨とうなるように激しく揺れる木々を見てもとても外を歩ける状態ではないというとき。電話が鳴りました。
「もう家にまで水が来てしまう。何とかして!」という必死の電話。平塚市では緊急体制をしいて待機しているという情報を得て、すぐ電話をして私も直行。
もう傘など通用しない。支給された作業着に雨合羽を着て長靴を履いて車で向かいました。
道路課の方も急行
その近辺は車も行けないほどの冠水で遠くに車を置いて、あとは現場まで歩くしかありません。いよいよ水はひざ近くまで来ていて、長靴など全く用を足しません。朝土嚢を積んでもらったけどそれを超えてまったく意味をなさない状態。
渋田川の水かさが増して、排水できない
渋田川に流れるはずの排水路の水が行き場を失い道路に逆流。それがどんどん民家の低いところへと溜まってきます。この地域は大雨のたびにこれを繰り返しているというのです。
しかし今回のようなことはかつてないと地域の方々も驚いていました。あちこちの対策に追われてか なかなかポンプ車は来てもらえず、雨はやんでも水は増える一方。道路課の方も手の打ちようがなく、私が連絡係として残ることになりました。
最近建築したところは、雨水を考慮して玄関を高くしているため、外出は出来なくても雨水が家に入る心配はない様です。
ようやく雨がやんで、近所の人も様子を見に来ました。町内会の役員さんも一軒ずつ見てまわっています。私も一緒にどうかといっていただき、町内会の皆さんと心配な家を見てまわりました。
このように冠水しているところがあちこちにあり、激励をして歩きました。
川の満水によってそのたびに繰り返される はらはらする状況を何とかしないとと役員の方々と話しました。
せっかく刈った稲も水に浸かり、農家の方の無念な顔を想像してしまいます。
ようやく水が徐々にひき始めました
案内していただき、地域を見てまわっているうちに少しずつ水がひき始めてきました。あたり一面水で埋まり田んぼも畑も道も区別がつかなかったのが、わずかに道の縁がわかるようになってきました。
と同時に、田んぼから浮いて流れたわらクズが当たり一面とり残されて、道も人の庭もわらだらけ。水がひいたらひいたで厄介なことが待ちうけていました。
この台風で、長持でも冠水してポンプで吸水、長瀬の自治会館のそばの木が倒れ掛かり屋根を損傷、湘南平の上り口の桜の木が倒れ、湘南大橋では車2台が横転というニュース、河川敷の花畑・野球場には1mも水が来て当分使えなそうという話です。
今日は、寺田縄・長持・打間木・岡崎・湘南平と話を伺いにまわりましたが、今後の対策が急がれます。