米軍基地・キャンプ座間(神奈川県座間市、相模原市)へ「米陸軍第一軍団司令部」を移転させるという計画が出ています。
沖縄に次ぐアメリカの基地が多い神奈川県。基地周辺や米空軍の演習下になる地域では爆音に悩まされ、お店で買い物をしていても話している声が全く聞こえなくなるほどの異常な中で暮らしています。
これ以上日本でのアメリカの基地強化は許せません。
座間市の座間谷戸山公園で12日、市民大集会(実行委員会主催)が開かれ、県内各地から約2700人が集まりました。
海老名市の内野優市長がメッセージを寄せ、無所属議員が決意を表明し、参加者から大きな拍手がわきました。
日本共産党の市田忠義書記局長が連帯のあいさつをし、志位和夫委員長もメッセージを寄せました。また大森猛前衆院議員、畑野君枝前参院議員も参加しました。
市田書記局長は、移転計画は世界規模で進められている米軍再編の一環であり、米軍の司令部機能を強化し、地球的規模で戦力投入できる拠点基地を強化するためのものだと指摘しました。
「移転を許したら基地は強化・恒久化され、米軍が世界各地に出撃するための格好の拠点に神奈川が丸ごと変えられてしまう。こんな暴挙を許さないため、断固としてたたかおう」と力強く呼びかけました。
「海老名平和憲法を守る会」の坂本俊六市議が「小泉首相は自分の頭で考えていない。考えられないんだ、アメリカいいなりで。移転は百害あって一利なし。ともに反対の大きな声をあげよう」と訴えました。
参加した神奈川土建一般労働組合相模原支部の竹島秀雄さん(67)は「基地を返してほしいのに強めるなんてとんでもない。子や孫のためにも、移転を絶対やめさせたい」と話していました。
集会後、参加者は二手に分かれ、デモ行進しました。キャンプ座間入り口で、主催者が計画撤回の要請書を渡そうとしましたが、米軍側は受け取りを拒否。デモ参加者から「座間はアメリカの庭ではない」など怒りの声があがりました。
座間の米軍キャンプのあまりの広さに、「やはりこれは異常だ」という感を強くしました。この街中に、こんな危険なものが大手を振って居座っていることに改めて怒りを覚えます。
皆さんとさらに「移転反対」の声を大きくして、この神奈川からイラクへ(そして世界に)出兵させない!!といい続けてゆきたいと思います。