長崎の義母は昭和2年生まれの85歳。近くにいる親戚や夫の妹・弟の温かい支援で、なんとか頑張って一人で生活しています。ここ数年夫が長崎に行く時にも私は所用で行けず、今回ばかりはすべてに目をつむって25.26日の2日間を使って会いに行ってきました。
大村にある長崎空港から車で数分のところに住んでいる母。私達夫婦と息子家族の5人で空港に着くと、そこには近所に住んでいる叔母さんが迎えに来てくれました。実家につくと、庭には大根やネギなど相変わらず野菜を作り、クリスマスローズや水仙、チューリップの花々も植えてありました。
玄関を開け、「ただいま!」というと、母は「お帰り!」と言って2階から下りてきて出迎えてくれました。その姿に「あ、元気だ!」と嬉しく、話も弾みました。
みんなと一緒に大村の街を久しぶりに回ってみると、30年前に栄えていた「アーケード街」は閑散としたシャッター通りになり、郊外にできた大型店の周辺に多くの人が行き来している様を見て、街の中心がすっかり移動していることに驚きました。元気そうな母の顔に安堵すると同時に、街の変わりようにショックを隠せませんでした。
しかし1泊する中で、ゆっくりになった母の足取りをみるにつけ、なかなか来られなかった自分を反省しました。