国民平和大行進は、誰でも自由に参加して「ノーモア・ヒロシマ」「ノーモア・ナガサキ」「核兵器のない世界を」「平和憲法を守ろう」と訴えながら、全国各地から行進をリレーでつなぎ、8月の世界平和大会が行われる広島を目指していく行事です。
5月6日「夢の島」を出発した東京コースは5月16日には平塚に到着し、17日朝9時から平塚市役所玄関前で出発式が行われました。
市役所の前には、この横断幕が張られました。
大藏市長は毎年行進参加者を出迎え、激励しています。今年は「みなさんの平和運動に敬意を表します。平塚は1945年7月16日に大空襲を受けました。
いま平塚市では、8月には広島に市民を送り、8月16日には灯篭流しなどさまざまな平和の取り組みを行っています。
しかし、世界では未だに戦争で命が奪われています。核兵器も核実験も反対です。私も皆さんとともに平和な世界を願って頑張ります」と挨拶されました。
また被爆者の会平塚支部の望月さんは、「私は19歳の時に被爆しました。今はもう80歳ですが、人類が二度とこのような思いをすることがないよう、若い人に引き継いでいきたい」と話され、参加者の心を打ちました。
また、毎年行進に参加している新婦人代表の高梨さんは「新婦人は創立以来、ずっと平和を中心に活動しています。これからも頑張って平和を守る和を広げていきます」と語りました。
私たち共産党市議団3名をはじめ、多くの平和を願う市民がこの平和大行進に参加し、二宮の役場前で次のコースへとバトンを渡しました。
二宮町役場では、全員で「ガラスのうさぎ」の歌を歌い、二度と繰り返さないという思いを新たにしました。
二宮町駅前には「ガラスのうさぎ」の像があります。そして、駅のホームの天井には当時、米軍機の機銃掃射を受けたあとといわれている傷が残っていました。