平塚市議会議員の「定数削減を許さない」ためのご協力を
24日に開会された議会運営委員会で、平塚クラブ・なでしこ21・公明党の三会派が「現定数34を30にするため、定数削減4を提案する」として、「次回31日の議運で審議方法を決め、その日の本会議で採決の方向ですすめたい」と発言しました。
日本共産党の議会運営委員会委員(渡辺議員)は、「定数削減は、議会と市民とのパイプを細くし、市民の声を議会に届きにくくする」
「果てしない定数削減の圧力は、議会制民主主義否定にもつながるおそれがある」と発言、定数削減に反対、現状の34を主張しました。
しかし、 議会運営委員会では、賛成6(平塚クラブ3,なでしこ2、公明1),反対1(共産党)で、3派の提案通り次回の議運で審議の方法を決めることになりました。
現状の会派・議員数では、31日の議会運営委員会も、同日の本会議でも「定数削減」は必至の状況です。
過去からの定数をご覧ください。
市議会での議席数
法定数 議員定数
1963年 4月 36 36
1967年 4月 36 36
1971年 4月 40 40
1975年 4月 40 40
1979年 4月 40 40
1983年 4月 44 40
1987年 4月 44 36
1991年 4月 44 36
1995年 4月 44 34
1999年 4月 44 34
2003年 4月 38 34
こうして、どんどん議員の数が減らされて来ました。
法定数は変わらないのに、議員定数をさらに30にしようというのです。国の悪政により、市民生活がますます苦しくなってきている今こそ、市民の暮らしを守る声を議会に届ける議員の役目は大きくなっています。
自分たちの声を代弁する議員が、これ以上減っていいのでしょうか。ますます、一部の代表の声がまかり通る市政になることだけは、やめさせるべきです。
いろんな意見を持つ議員が大いに議論を交わすことで、これからの平塚市政をより良い方向に持っていくべきではないでしょうか。
しかも、議論することもなく議会初日に即決で決めてしまおうという、議会制民主主義を踏みにじるやり方で押し通そうというのが、今回の3会派のやり方です。
議員が多くの市民の信託を得て、議会に送り出された以上、もっと議員間で議論すべきことです。それが、議会運営委員会に入らない1人会派、2人会派は議論する場もないまま、議会に提案されてしまうのです!
このような、横暴を許していいのでしょうか。皆さんに、議会制民主主義を守る平塚議会を目指せという声を上げてくださることを呼びかけます。