11月3日・4日・5日の3日間、東京夢の島で行われた「赤旗まつり」は20万人の人で埋め尽くされました。
平塚からも、3日には3台のバスが会場に向かい、私は、旭後援会の皆さんと参加し、楽しんできました。朝7時45分に出発し10時過ぎに会場に到着。それからは参加した人たちの自由行動です。
赤旗まつりでは何より人気の「全国物産展」に行っておいしいもの、目当てのほしいものを買い求める人、「うたごえ喫茶」に行って思い切り歌う人、「赤旗記者」の現場での取材からの話を聞く人、スポーツに汗を流す人、「アート館」で著名人が書いた色紙や絵画・習字を楽しんだり、記念に購入する人、
中央会場で「きたがわてつ」さんや「サム・トゥッ・ソリ」「半田美和子」さんの歌を聴く人、大原穣子さんや笠井亮衆議院議員たちの「憲法9条と世界・日本・・憲法発布60年」の徹底討論を聴きに行く人、グルーポチェベレ(サルサバンド)で盛り上がる人、
人気女流プロ棋士たちと囲碁・将棋を楽しむ人。「子ども広場」でトランポリンで遊んだり、「子どもバザール」で絵本の福袋を買う人、
子どものための舞台では、ピエロや歌のお姉さん、曲芸師、人形劇、マジック・・・・子どもたちが喜ぶものがいっぱい!
不破哲三氏が語る「科学の目」講座があるため、午後4時集合の予定を4時半にしてほしいという要望があり、それまで思う存分、食べて飲んで歌って買って聞いて踊って英気を養いました。
神奈川のテントには、全県からの参加者が集い、さらに「県央」のテントにはいつもの仲間が集まり、今しがた仕入れてきた地方のおいしい物産と枡酒、ビールを酌み交わしながら、中央舞台から流れる歌声を楽しみました。
これだけの人が集まるので、ごみも半端ではありません。この日のために各地域から「要員」として参加した方々が、ごみの分別をして会場の美化に努めます。ビニール・プラごみ・紙・木製の箸や串・ペットボトル・缶など東京都は、神奈川県より分別がしっかりしています。
障害者地域作業所の方々も、たくさんの作品を用意して販売。その前では「出直せ!自立支援法」などの小集会も行われました。
トルコの食べ物「ケバブ」も人気です。カメラに向かってサービスも良し!
私は、「ハンセン」問題でたたかった谺(こだま)雄二さんのお話を聞いてきました。元衆議院の瀬古さんが司会をされ、谺さんが語った後参加している人からの質問に答えていました。
若い女性が「私の祖父が療養所で働いていた。そのことから私もずっとハンセン病に関心があった。私が好きな祖父は、療養所でいいことをしていたのだろうか、悪い立場だったのだろうか」という質問は重いものがありました。
「人間が人間として生きられない隔離された療養所。そこで、どんなに世話をしてくれていても、時の政府のやっていることに追随しているもの。」「人権は侵しても侵されてもいけない。人事であってはいけない、支援者であってはいけない。自分のこととして考えることが大切。国の政策が間違っていた、その間違いの犠牲になってきたのがハンセン元患者なんだ。」
私たちはよく「支援する会」という。このことが当事者からはまだまだ「他人事」であり、出来るものが出来ないものを助けるというおごりが隠れているということを反省させられました。
会場では、新潟の兄夫婦、田舎の同級生のノブ子さんや藤沢にいたころの人たち、秘書をしている相沢さんなど、多くの懐かしい方々にも会うことが出来ました。会場のいたるところで、思い思いのアピールとメッセージが、参加者の心に響く「赤旗まつり」でした。