玄関にススキのプレゼントが…。
まだ近所の人も出歩かない早朝、玄関に出てみると4合ビンに入ったきれいな採れたてのススキが置いてありました。
「あぁ、今日は中秋の名月か・・・。」と、粋なプレゼントの主を思い浮かべました。
すっかりその日が何の日かも忘れがちな今の私に、ふっと季節を知らせてくれる人がいます。特養ホームや障害者施設で働いていた私はずっと季節や祭事に気をつけてきたのに、今はややもすると過ぎてから「あっ、昨日が冬至だった」とか、お彼岸だというのにおはぎを作ることも出来ずにいることを、とても悔やむことがあります。
そんな時、「十五夜だよ」と無言で置いていって下さるその人の気持ちがとても嬉しいです。前日から見繕っていた場所に早起きしてとりに行ってくださったのでしょう。すっときれいに伸びたススキのすがしさ。有り難うございます。