7月15日、日本共産党神奈川県委員会は「神奈川県内市町村・空中放射線量の測定結果について」を発表しました。
日本共産党神奈川県委員会
委員長 小池 潔
日本共産党神奈川県委員会では、6月23日から7月1日までの間、専門家の協力を得て、県内全市町村で空中放射線量測定を行った。
1、測定場所について
・ 神奈川県内全域で、市町村毎に各1箇所(政令市は各行政区毎に1箇所)、全51箇所を選定し、測定した。測定場所は、公園・広場とした。川崎市は、党川崎市議団が測定し、別途報告する。
・ 公園・広場内では、できるだけ中心的な場所を測定地点とした。また可能なかぎり土の上で測定し、アスファルトや砂利、芝生上で測定した箇所もある。また、報道等で線量が高いとされている滑り台下や木の根元などを測定した地点もある。
2、測定結果について
測定を行った結果、放射線量に開きが見られたが、以下の特徴がうかがえた。
1)、測定時点では県内全域で、一般人の1年間の被曝量の上限とされる年間1ミリシーベルトを下回り、とくに相模湾沿岸や秦野市から松田町などにかけて相対的に低い地域がみられた。
2)、その一方で、相模原市緑区、愛川町、清川村、厚木市などのエリアでは相対的に高い数値がみられ、年間1ミリシーベルトに近い地点も存在した。
3)、滑り台の下など、局所的に比較的高い線量を示す場所も存在した。
3、測定方法など
・ 地上高1メートルおよび0メートル(地表面)で測定値を10秒間隔で10回読み取り、その平均値を算出した。
・ 測定日は、2011年6月23日から7月1日。
・ 測定器は、ALOKA PDR-101型 ポケットサーベイメーター(6月23、24、27、29、30日、7月1日)と、ALOKA TCS-151型シンチレーションサーベイメーター(6月25、26日)を使用。
なお、実際に使用した両機を同時・同一地点で比較測定した結果、「PDR-101の表示値=TCS-151の表示地-0.030」(マイクロシーベルト)という結果が近似値的に得られたため、分布を見る際には補正を行った。
一旦事故が起きたら何十年と身体や自然への影響を心配しなくてはならない放射能。もうこりごりです。
子育て中の若いお母さんから子どもの健康を心配するメールをいただき、「原子力に頼らないエネルギー政策の転換を!」の運動がいかに大切かを実感しています。
安心して産み、育てられる環境を、つくり守っていくことが私達大人の責任ではないでしょうか。