「公民館を利用する受益者は個人ではなく地域である」
平塚市社会教育委員会議がまとめた「これからの公民館の在り方について」では、このように述べています。
「すでに有料化に踏み切った近隣の市とは異なり、平塚市の地域公民館(25館)は、生涯学習の場であると共に、その地域での『まちづくり』『コミュニティづくり』の拠点となっている。それはそのまま市全体の『まちづくり』の骨格ともなりうるものである。インフラ整備など『まちづくり』のハード面だけでなく、『人づくり』『コミュニティづくり』といったソフト面に対する平塚市の強い姿勢として『原則無料』を貫くべきである。」としています。
そして、「近隣市は『受益者負担』を『有料化』の理由の一つにあげているようだが、地域コミュニティに深く関わる『学び』や『つどい』を他の事業と同じレベルで『受益』と捉えるのであれば、その受益者は個々の公民館利用者ではなく、地域そのものではないだろうか。『受益者は地域である』という基本的な姿勢のもと、その中心的存在である公民館をすべての地域住民にオープンにしておくことが大切であろう。」と提言しています。
この提言は、これから新たに地域の拠点となって活躍する中原公民館の完成を心から祝う「歓迎の言葉」ではないでしょうか。
建て替え工事もほぼ完了し、4月の開館を待つ「中原公民館」
駐車場も広くなりました。