20日、共産党市議団と党平塚市委員会(田中市委員長・高山くらし・福祉相談室長)の4人は、防災危機管理部にお願いして、総合公園・平塚球場にある防災倉庫や防災備蓄品等を見学させていただきました。
平塚市の南関東地震による被害想定は、避難所にくる避難者数は5万6千人となっており、現在15万食を備蓄しているといいます。規模が大きい球場、競技場、桜ケ丘公園、アリーナの倉庫を見せていただきましたが、備蓄場所は地域に分散されており、資料で数えてみたら全部で100か所位ありました。
全国で災害が起こるたびに、新たな課題が出てきて、備蓄の種類もどんどん多くなっていきます。これは、学校などの避難所でプライバシーを保護するために使用する間仕切り用の段ボールです。家族単位にこの間仕切りをするだけでも、隔離された「家族」という安心感が持てるのだといいます。
上にあるのはシュラフ。新しい言葉には参りますね。寝袋のことだそうです。毛布は一人に1枚の予定で備蓄しているけど、寒いときに1枚でどうするの?ということがあり、寝袋も用意しているとのこと。
発電機から毛布、簡易トイレ、組み立て式トイレ、消火器、水の消毒液、水を運ぶタンク、食器、給水用の布製容器、炊き出し用大釜、炊飯器・・・。
とにかくすごい種類です。
喜んで見てしまったのは、この段ボールでできているポータブルトイレ。手軽にどこにでも持って行けて、中の袋を片付ければいいのです。面倒な組み立てトイレを設置して、他人に気を使って使用したり、夜の真っ暗な中で使用することを考えると、このほうがずっといい。やはり、被災から学び、いいものが出てくるんですね。
これは地域の避難訓練の時の写真です。これが、組み立て式トイレ。大勢のときには、もちろんこれも必要でしょうが、私はこれを組み立てながら、どうしても、後片付けの不安が払拭できませんでした。いっぱいになったらどこにどうするのか・・。災害時、きっと、私にはこういう仕事が回ってくる気がして・・・(笑)。
最後に、市役所前の貯水槽を見せていただきました。そこにあると聞いてはいても、やはり説明していただかないとわからないことばかり。
午前の2時間強、大変勉強になりました。