◎平塚市では、H21年度の太陽光発電設置補助金は終了
国は「低炭素社会づくり行動計画」に基づき、太陽光発電の導入に取り組むとして一旦中止していた住宅用の補助制度を今年度再開しました。
こうした国の動きもあって、平塚市では、年度当初70件の補助を予定していましたが、5月半ば(約1ヵ月半)で予定の数は終了となりました。
9月に国・県の補正予算を受けて、新たに70件の受付を開始しましたが、これも10月半ばを待たず終了しました。
うまい話に騙されないで!
こうした中で、太陽光発電をめぐる悪徳商法が増え、全国で消費者センターへの苦情が増加しています。国民生活センターの調べでは、太陽光発電に関する相談の8割以上が「訪問販売」によるものだとして警鐘を鳴らしています。
「新たな買い取り制度」が来月から
国が、住宅用太陽光発電への補助金制度を復活したことに加え、太陽光発電の電力をこれまでの約2倍の価格(現行1キロワットアワーあたり24円程度のものが48円)で電力会社が買い取る「新たな買い取り制度」が11月から始まることなどを受けて、消費者相談が増えているといいます。
- 売電収入について過剰な説明や、売電制度についても誇大な説明をしている。
- 補助基準の対象外であるのに受けられると説明している。
- 契約を急がされ冷静に検討できないまま契約に至る。
――といったものが多いようです。
たとえば、「売電により、光熱費やクレジットの手数料などの費用負担がゼロになる」という不正確な説明や、「すぐに契約しないと補助金が受けられなくなる」などと急がせる手口です。
ちょっと調べてみる!
- 業者のいいなりにならず、冷静に。
- 市役所に問い合わせてみる。
- インターネットで、実態を調べる。
○平塚市では、今年度の補助金制度申し込みは終わっている。
○工事を着工してからの補助金申請は無効。
こうしたことを頭において置くこと。そして、景品でつったり、契約を急がせるというのは、悪徳業者の手口ということも忘れずに。