放射線測定をしていると、「平塚は、もう平気でしょ?」とよく聞かれます。確かに、昨年の12月初旬のころには、ちょっとした雨どいの下でも基準値を超える場所が各地にありましたが、最近はそうしたところもなくなってきました。
しかし、セシウムは30年たってようやく半減すると言われており、1年や2年で消えるものではありません。雨によって川に入り、やがて低い海底に蓄積されていきます。
http://www.asahi.com/special/10005/OSK201203140259.html
上の記事には近畿大学が江戸川の上流から下流までを調査した結果が出ていますが、下流に来るほど濃度が高くなっていると報告しています。そして、放射性セシウムが東京湾に流れ込むピークは約1年後といいます。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120514/scn12051408150001-n3.htm
これからは河川・海底が問題です。
平塚市は大きな川に挟まれている市です。相模川、渋田川、鈴川、金目川。これまでは、シーベルトを測る測定器でしたが、これからの放射線測定はベクレルを測る方法に切り替えて行かないといけない時期に来ているのではないかと感じています。