15日は、福島市の「あらかわクリーンセンター(焼却工場)」の視察です。
福島市新あらかわクリーンセンター焼却炉は、現在建て替えを行い9月から供用開始される予定となっています。設計・施工・管理・運営までを一括して民間に発注するDBO(公設民営)方式で実施しており、規模は
◎焼却炉 処理規模ストーカ炉110t×2炉
◎灰溶融炉 プラズマ式:処理規模20t×2・・炉交互運転
また、ごみの焼却により発生する熱を発電や給湯に利用する、灰溶融炉の導入でダイオキシン類の排出を大幅に削減、埋立処分量も削減。焼却灰を溶かして砂状に固めたスラグ等をアスファルトやコンクリート等に混ぜて利用する予定としています。
今後20年間の民間委託。民間事業者選定方法は、総合評価一般競争入札。落札者は、あらかわEサービス【構成員:(株)荏原製作所、荏原エンジニアリングサービス(株)】。
平成14年度から計画し、今年度までに94億円(アドバイザリング委託も含め)。今後の委託料として20年間で120億円が見込まれるとしています。
ストーカ炉+灰溶融化炉方式を採用した理由については、整備計画の段階で確定していたのではなく、それらを含む4方式を対象として各事業者の提案を求め入札を実施し、業者決定に伴いこの方式に決定したと回答がありました。
平塚市も「ゴミ焼却場」の建て替えの計画が出されています。その時期がいつになるにしても、炉の選定、運営方法は大きな問題です。
★ DBO(公設民営)方式とは
事業会社が施設を設計・施工して、自治体が建設費を負担する。管理運営も事業者が行い、その経費を自治体が事業者に支払う方式。
平塚市ホームページより「平塚市ゴミ焼却場」