27日、松田町の町民文化センターで志位和夫委員長が講演をするというので、私は支部の仲間、嫁、娘と車に乗りあわせ、最前列で聞いてきました。
近隣三つの自治体の町長さんや無所属議員も多数が参加され、会場はびっちり。ホールにも数十人がモニターテレビで見ていたといいます。一つ一つが、うんうん!と得心がいきます。時々出るユーモアに笑いあり、怒りありの講演でした。
1.チベット問題
4月3日に書簡を送った。中国は、問題のテーブルを作って話し合いによる解決を。
2.道路特定財源
59兆円という数字ありき。なくなるまで道を作り続けるつもり。こうした無駄遣いをやめさせよう。
3.目指す日本
政治の軸足を国民に!自然の夜明けは寝ていれば来るが、日本の夜明けは頑張らないと明けない。
4.ルールなき資本主義
日雇い派遣の労働者は、毎日違う仕事をする。だから、会社側は次の日は来ないからと、へとへと迄働かせる。こうした働かせ方をしているのに、政府は「ニーズがある」という。「やむなくやっているものをニーズというのか!」と委員長は怒ります。
5.社会保障・後期高齢者医療制度問題
「後期高齢者」を「長寿」という・・?中身は変わっていないのに名前だけ変えるのは偽装だと。高齢者の方々は「社会から捨てられようとしている」と怒っている。今の政府は「人間使い捨ての思想」である。これは若者に対しても共通している。思いやり予算といって、米軍に2500億円出していながら、国民の福祉を毎年2200億円削る政策をとった結果がこれであり、思いやる先を180度間違えている!と怒る。
6.食料と農業
米1俵作るのに1万7千円かかるという。ところが今、米の価格は1万5千円~1万3500円。農家は年金取り崩して食べている。不足払い制度で農業を守ること。価格保証と輸入ストップ、規制を!
7.平和の流れ
イラク派兵を「憲法九条違反」と断罪した名古屋高裁の判決、五万二千人も署名した横須賀市の米原子力空母配備の是非を問う住民投票条例請求、改憲反対が賛成を上回ったという「読売」の世論調査など、平和の流れが起きている。紛争は起こっても、それを戦争にしないことはできる。これが9条の精神だ。
8.自民党政治の行き詰まり
消費税と憲法改変では自民・民主はいつでも手を結べる。だから、この2つを出すことで自民党の行き詰まりを逃れようとしてくる。
比例代表予定候補のはたの君枝さんも、「農業再生プラン」で農協との懇談や、医療問題でも党派を超えた響きあいが出ていることをあげ、展望を語りました。
一緒に参加した入党して間もない仲間は、「初めてこういう話を聞きにきた」といい、話の内容にグッと来たととても感動していました。