松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
ほのぼのタイム

「国鉄横浜うたう会」のうたごえ

2007年12月14日

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「国鉄横浜うたう会」の方々と知り合ったのは、私が藤沢に住んでいた頃のこと。当時、国鉄を民営化するという方針が出され、国鉄労働者は大々的な反対闘争に突入しました。

国鉄側は反対する労働者を、誇りをもって働いてきた職場から外し、「人材活用センター」に送り込み、見せしめのように駅構内のパン屋、食堂など全く経験のない仕事に就かせたのでした。

たまたま、私が誘われて入った「藤沢合唱団」の団長が、国鉄のうたごえ運動をしている人だったのです。そんなこともあり、藤沢で国鉄民営化反対の「希望」というミュージカルをやろうということになって呼びかけをしていたころでした。

「呼びかけ」のチラシを受け取ったとき「呼びかけ人」の名前が確か2名だったような・・。そして、そのうちの一人が「さだまさし」とあったのです。さだまさしさんは、全国を列車や飛行機で移動してコンサート活動をしている人だから、「なるほど、さもあらん。」と思ったのと、何といってもファンでしたから、こんなうれしい企画はありませんでした。

有頂天になって「参加する!」と言って、練習が始まったころでしょうか。チラシが以前のとは少し変わり、「呼びかけ人」は「いずみたく」となっているではありませんか。

いずみたくさんも好きだけど、「さだまさし」の名は?と聞いたのですが、「何か変わったみたいだね」と団長。そんなことでは済まされない!私は「さだ・・」とあったからこそ「やる!」っていったのに・・・。

こんな不純ないきさつから、「希望」のミュージカルにかかわることになったのです。そこで、実際に職場を追い出され、職制のいやがらせと毎日闘っている国鉄の優しく、さわやかな人たちと出会いました。

この「国鉄横浜うたう会」は当時、歌手の日野美歌さんのお父さんが中心になっていました。今は、引退されて聞く側になっておられますが。私は、この人たちの歌声にすっかり惹かれてしまいました。

「横浜うたう会」の歌声は、ハーモニーが素敵なだけでなく、たくましく、優しく、心を打つ歌なんです。

出会いの説明が長くなりました。実は、そんなわけで、今年、9月30日に都筑公会堂で「第51回国鉄&2007神奈川のうたごえ祭典」があり、近所の仲間と出かけてきたのでした。

先日来、「国鉄横浜うたう会」の歌声が聞きたくなって、車の移動中に「俺たちのシルクロード」というCDを聞いていますが、何度聞いてもいいなぁ・・。

「このレールの音を~、絶やすことのないように~♪」「俺たちのロード、シルクロード~♪」なんて、一緒に口ずさんだりして、いまハマっています。戦い、苦労してきた男たちの家族を思う歌、生きるエネルギーが感じられる歌なんです。

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昨年「赤旗まつり」でうたごえの店の前で日野さんと久しぶりのご対面。

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ともに闘ってきた弁護士さんも壇上でみんなと歌いました。


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