「米づくり体験隊」は、稲刈りの翌日、お米になるまでの作業を見学しました。「前日に皆さんが稲刈りをした米は、一晩乾燥機に入れて15%まで湿度を下げました。」と「はっぱ会」の方々が一つ一つ説明をしてくださいました。
私たちが刈った今年の米は湿度が17%、それを乾燥機に入れて、37度の設定で4時間乾燥し15%まで下げたといいます。それを今度、モミガラをとって玄米にしているところです。
大きな機械の中で、モミガラは歯車の摩擦ではがされ、送風によって飛んで玄米だけが残ります。それが袋に入ってきて下にある秤で30kgになると自動的に止まるようになっているすぐれものです。
30kgの玄米は手際よく封をされ、積み上げられていきました。
今年は、日照りが続き高温による弊害が出て、例年より収穫はいまいちだったといいます。昨年も収穫量より参加者に渡す米のほうが2袋多くなりましたが、今年の収穫量は11袋、参加者に渡す米は20袋と厳しい結果となりました。
しかし、「はっぱ会」の皆さんは「大丈夫、大丈夫!」と苦労を苦労としていません。本当に頭が下がります。
修了証書が「はっぱ会」の石塚会長より一家族ごとに手渡され、一言ずつ感想を言うことになりました。
最近の子供たちは、急に「一言」と言われても全く物おじせずにハキハキと感想を言うのです。それにはビックリ。みんなの拍手が送られました。
みんな収穫の喜びで、30kgのお米も軽々!
今年の大きなイベントが、またひとつ終わろうとしています。みんなの喜びの顔を見ながら、「はっぱ会」・農産課の担当職員の方の顔も心なしか安堵の気持ちが漂っています。
今年も本当にありがとうございました!
収穫のお米をいただき、さっそく豊田農協にある精米機へ。
30kgのお米はあっという間に精米になりました。
はっぱ会の方が「高温による弊害」と言われたように、米に白い筋がところどころにありました。もし、この米づくり体験をしていなかったら、そんなこと知らず、気にもしていないでしょうね。
自分たちが関わってできた、とれたてのお米の炊き立てのご飯を、自分が作ったご飯茶碗に盛ってみました。やっぱりつやつやと光る新米のおいしさだけでなく、自分が関わったという特別の味わいが加味して、そのおいしさを夫としっかり味わいました。