我が家には、１７歳になる雌の猫がいます。小さい時からおとなしくて、ほとんど鳴く事はありませんでしたが、最近、年のせいか時々大きな声で鳴くようになり「ばばちゃんだから・・」とからかったりしていました。
猫も年とともに人間の生活に慣れてくるものなのか、夫が話しかけると返事をし、聞き返すとまた返事をするため、夫はよく話しかけてはその返事がおかしいと言って笑っていました。
一番面倒を見る私ではなく、夫の声に反応するのも「主（あるじ）」を意識しているのでしょうか。そんなわけで、すっかり我が家には無くてはならない存在となっています。
ところが１５日の夜突然出たいと鳴き、「じゃあ、ちょっとだけよ」とドアを開けると、いつになくサッと走り出ました。「まあ、よほど出たかったんだ・・・。」とその時思いましたが、エルは家の周り以外には怖がっていけない性格なので、もう少ししたら玄関で開けてくれるのを待っているものと思っていたのです。
ところがそのあと帰ってこないのです。夜中に懐中電灯を照らし、何度も何度も近所の庭や道の隅まで探しましたがいません。
１６日の朝は伊勢原の駅で「駅頭宣伝」のため、車で走りながらも周りを見ましたが見つかりません。いつになく寒い朝で、きっと暖かい場所を探してうずくまっているだろうから、もう少ししたら帰ってくるかなとも思っていましたが、とうとうまた夜になりました。
めったに家から出ない臆病な猫です。近所でおどおどしている黒い猫を見かけたら、ご一報ください。切に切にお願いいたします。
平塚市青少年奨学金返還支援金
金田花の会
