10月10日公示、22日投票という短期決戦の総選挙が決定となりました。今回の解散は、安倍政権の「森友・加計疑惑」の追及を逃れ、北朝鮮の暴挙、民進党内部のゆらぎを利用した党利党略の解散であり、まったくの国会の私物化です。
しかし、民進党、自由党は、「安保法制=戦争法反対、立憲主義を取り戻す」という市民や野党4党との約束を一方的に反故にして、小池百合子都知事が立ち上げた「希望の党」との連携を約束しました。これまで多くの市民と公党で合意した約束は、いったい何だったのでしょうか。重大な背信行為です。
日本共産党は社民党と共闘し、15区では佐々木克己(ささき かつみ)氏を統一候補とすることを決定しました。
昨日は2時間半、宣伝カーに乗って総選挙の訴えをしてきました。市内各地で、声をかけていただき元気なスタートとなりました。
希望の党は、自民党の反安部派。今の自民党内では安倍首相にたてつくことができないから、外側からアベ政治に変わって小池氏が党首になって新たな自民党政治を進めるということだと思います。政策もだんだんはっきりしてきました。なだれ込んでくる民進党には、改憲と戦争法を踏み絵に選別。前原氏は市民と野党との約束の中身には全く興味がなかった。その挙句、自分の党にも未練はなかった。いかに自分たちが政権の座に就けるか、それだけだったのではないでしょうか。
前原氏ら一部は、国民の怒りに乗じてやってきたけど、それを反故にしても手にしたいものがあったのです。民進党も自由党も「希望の党」のふるいにかけられる中で、保身に走る人、やっと「国民の声」の重さ、自分の「本来の信念」に気づき、これからの道を模索する人に分かれるのでしょう。
戦争法廃止、憲法を守り、立憲主義堅持の国民の声をしっかり貫くこと。これを掲げても企業献金は1円も来ないけれど、国民にとって一番大事なこと。政治を変えるなら、ここからではないでしょうか。
下は雲の間から、富士山に降り注ぐ太陽の光の光景です。