12月議会で質問をした内容を1月21日づけの議員団ニュースでお知らせしました。こちらでの掲載が遅れて申し訳ありませんでした。(後半に、市民の方からの質問に対しての返事も掲載いたしました。合わせてお読みいただけたら幸いです。)
(葉っぱをよーくご覧ください。変わった椿の葉ですよね。私があまりにビックリしていたら、そのお宅の方が種を分けてくださいました。近いうちに土に埋めようと思います。)
自分だけわかって書いている感ありあり。(反省してます・・・)
「市民病院の一般会計からの繰入問題。確かに平塚市と小田原市が突出しているのは確認出来ましたが、何がどう問題なのかが理解出来ませんでした。」
今回、メールで上記の質問が来ました。(議員団ニュースには電話・FAX番号を記載しているので、時々連絡をいただきます)
そこで、以下のようにお答えさせていただきました。
=本来、病院が努力しても収入にできない「不採算部門」や「設備投資(建設等)」などは、公営企業法で行政が補てんをすることになっています。
それが、各病院が計算して出す「基準額」です。そこで、行政と病院側が協議して拠出した額が「実繰入額」となります。そのように互いが納得して決まる「実繰入額」となることが重要です。
他の自治体でも、100%、または80%、90%と互いの協議の中で出していると思います。
しかし平塚市の場合、10年間赤字が続いても繰り入れは10億円と決めて、ほぼその額で推移してきた。そのために病院はものすごい努力と苦労をして、経営改善に努めてきたが、改築という大事業、さらに診療報酬単価の実質引き下げ、消費税の増税・・。こうした中で、市民病院は資金不足となり市から35億円を「借り入れ」する事態になっている。
「他の市民病院では14億円以上繰り入れている。しかし、うちは・・。」という言葉を決算特別委員会で、市民病院のトップが吐露したということは病院側は納得していない額なのは明白です。
他の自治体では、表でもわかるように「繰入額」は100%が当たり前になっている。しかし、平塚市はたった7年間の繰り入れを見ても「基準額」より48億円も少ないのです。市民病院にとって「市からの35億円の借金」は、本来市が出すべき額ではなかったのか!
現在、全国自治体病院の8割が赤字だと言われています。100%補填されていても経営が醇風漫歩という病院はなかなかない、それは国の施策によるものです。
国のガイドラインでは「採算が合わない自治体病院は、独立行政法人化や指定管理者、または民間に売却することも視野に入れろ」としています。各自治体がそうなれば、採算が合わない「産科」「小児科」はどんどん地域からなくなり、一番困るのは住民です。実際にそうした自治体病院も出てきています。平塚市民病院がそうなってからでは遅い。せめて県の平均である90%台にすべきではないかということを言ったわけです。
多くの自治体が「自治体病院の性質上やむを得ない」として、「基準額」に見合った額を補てんしているのですから。=