松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル • 議会の取り組み

プレミアム商品券発行に、プレミアム予算以上の事務費が!

2019年5月18日

昨日は5月の臨時議会がありました。
改選後の初議会であり、朝9時から各派交渉会が開催されました。
常任委員会や、各種審議会委員の選出、議長・副議長選の交渉などに時間がかかり、臨時議会が開催されたのは、夕方5時半を過ぎていた頃だったと思います。

今議会に「令和元年度 一般会計補正予算」が提出され、共産党市議団の石田議員と私、江口議員、端議員がこれに反対しました。…
その内容は「プレミアム商品券」発行のための債務負担行為額として1億9225万円の補正予算でした。
説明では「今回のプレミアム商品券は、10月から消費税を10%に上げることにより、低所得者や子育て世帯に大きな負担がかかることから、2万円で2万5千円分の商品が買えるプレミアム商品券を発行する」というものです。

政府自ら景気動向指数の基調判断を「悪化」とし、政府内でも今消費税を上げるのはまずいという意見が出ている中で、消費税が上がったら困る人達が騒がないように「ちょっと飴を」というもの。
平塚市内でプレミアム商品券が買える対象となる人は5万1千人との説明。1人に5000円分のプレミアがつくから、計算すると2億5500万円になります。
ところが補正予算額は1億9千万余円ですから、「低所得者の中には、買えない人もいると見込んで最初から減額しているのか」と質問したら、「これは事務費であってプレミアム商品券の予算は6月に出す」というではありませんか!!
3月議会でも「プレミアム商品券の為の事務費」として1800万円可決したばかりです。それが事務費と思っていました。
ということは、2億円もプレミアム商品券発行のために使うということ!

「じゃあ、プレミアム商品券の予算はいくらになるのか」と端議員・江口議員も質問すると「約1億7500万円」とのこと。結局「消費税増税で苦しむ人に・・」といっても7割の人の分しか予算措置していないのです。同様に困っていても、2万円を出せない人、買ってもおつりがもらえないから日常使えないので買わないと言う人のことは無視です。
その挙句に、1億7500万円を配るのに、2億円もの金額を使うという。
「平塚市はこのプレミアム商品券の効果をどのように考えているのか」と聞くと「それについてはよくわかりません」との答弁! 市もこうした使い方には疑問を持っても「全額国費だから・・。」という雰囲気が見え見えです。

全国の自治体が「全額国費だから」「国が10分の10出すから」とこんな無駄遣いを許しているのでしょう。国民の血税を何と思っているのでしょうか!

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写真は我が家の玄関の「ホタルブクロ」


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