元旦は2時に初もうでのご挨拶を終えて息子らと別れ帰宅。丁度テレビで「年の初めはさだまさし」をやっていたので途中から見たのですが、最後にさださんが読まれた「ハガキ」は、中国から来た若い留学生の話。中国と違って日本は昔の文化や自然を大切にしているとその人は言ってくれたけれど、その言葉はさださんの胸にチクチクと刺さったと・・。「本当にそうだろうか。日本も大切な自然や文化をどんどん壊してきてしまった。私たちの故郷はすっかり変わってしまった。そして故郷の風景が残っているところだけを心の故郷だなどと言って大切にしているが、それは違うんじゃないか。私たちが暮らしているこの街をもっともっと大切にすることがこの国を大切にすることじゃないか。」と。
本当にそうだ。これ以上自然を壊してどうしようというのか。
若者たちの中からも「平塚海岸の白砂清松」をこれからの人たちに残すことこそ今を生きている我々の努めではないのか、と行政に訴えている。市は、国からの補助を当て込んで、その補助対象基準に合わせるためにざわざわ大規模開発を計画し、かつて「海岸沿いは津波や高潮の危険性があり、集客施設は不適切」としていたことも白紙撤回し、住民からは「砂防林」の伐採は台風や高潮の時には生活が脅かされるからやめてほしいといっても「影響はない」と突っぱねている。
誰が聞いても、平塚市のやり方は横暴で住民無視としか言いようがない。さださんの締めくくりの言葉が平塚市が抱える問題とリンクして、すっかり目が冴えてしまった。
海岸に2500㎡もの建物ができ、120台以上が置ける駐車場のためにコンクリートで固めてしまったら・・・、一旦壊した自然を取り戻せるでしょうか。
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