今回、専決処分となった中で県の事業である「感染症対策取組証」があります。平塚市はこの認証をとると(各事業者が、業種ごとに定められたコロナ対策の取組を実施すると)1事業者あたり5万円を支給するという取組を進めています。
国の給付金の条件に届かなくて苦しんでいる事業者はいっぱいいます。地元行政として国県の支援策に届かずに苦しむ事業者をいかに支援するかが重要であり、他の自治体は様々な支援策を講じており、私もこの間平塚市もやるべきだといってきました。市は「コロナ対策は1回では終わらない、次に考える」といって来ました。
しかし、この5万円を受け取るのに、9種類の書類が必要というのです。担当課に資料をもらいに行くと、確かにややこしいけど、偽装請求をなくすにはどれも必要なものばかり。
問題は9月11日が締め切りということ。あと1か月しかありません。9000件の申し込みを予定し、4億5千万円の予算を組んでおり、「全事業者にお渡しします!」と言っておられたので結構進んでいるのかと思ったら、まだ500件だというのです。「何!?」です。
担当課の窓口にどっさりと申請書が置いてある。1か月ここに置いててどうするの?という思いで、全部もらって夕方から1時間半、商店街を回りました。「もう申請した」という店、「やり方がわからなくてまだやってない」、「聞いてなかった。ありがとう」「今まで何にも(支援は)なかった。やっと何か来たのか、もう俺たちは見捨てられたと思っていたよ」など様々な反応。
記者会見の内容からすると、市は国の補助金以上の策はやるつもりはないらしいが、商店街の実情はそんなわけにいかない!
暑さ対策ポーズの我が家の猫。