(市役所裏の元法務局前に咲いているツツジ。白が際立ってとてもきれいです)
21日投開票が行なわれた鎌倉市議選で、共産党議員は4人から2人になってしまい、しかも、26人定数の最後の当選者とは4票差、7票差で2人を落としてしまったことは、いまさらながら悔しい思いです。
今回の鎌倉選挙は、「市長推薦」また推薦「鎌倉市長 松尾崇」という候補者が何人もいたことが特徴的でした。市長が教育長候補に推薦した人が、前回の市議会で「不適切」として否決されたため、6月議会で再提出し、その教育長候補を通すための画策だったのは、多くの鎌倉市民の知るところです。
教育委員会が市長部局と分かれている理由
文科省では
地方自治体における行政責任は,その多くは首長が負っているが,教育に関する事務については,主に首長から独立した教育委員会が責任を負っている。教育委員会が所管する教育事務については,首長の指揮命令は及ばず,首長は教育委員の任命や予算編成などを通じて間接的に責任を負っている。このような仕組みとされている理由は,教育について政治的中立性や継続性・安定性の確保が強く求められ,合議制の機関を通じて公正中立な意思決定や住民意思の反映を図ることが適当だと考えられるからである。
としています。鎌倉市では、今回の選挙で首長の考え通りに動く市議を揃え、首長の推薦する教育長を通し、政治的中立であるべき教育委員会を自分の思い通りに動かしたいとする非常に強引なやり方が行なわれたという思いをしています。
全国的にこうした動きが強まっているなか、教育行政を政争の具にするやり方、その危険性を市民に知らせ、「政治的中立性、継続性・安定性の確保」に力を尽くしてほしいと願います。共産党議員2人になってしまいましたが、是非これからも頑張って欲しいです。