7日、8日の2日間、平塚市との友好都市・花巻市に行ってきました。4年に一度、恒例となっている花巻市・平塚市の議員交流会が、コロナ禍ではありますが、今年は何とか実施することができました。
7日は、萬鉄五郎記念美術館、宮沢賢治記念館、今や大人気の大谷翔平さんや菊池雄星さんの出身高校である花巻東高校を訪問してきました。花巻東高校の佐々木監督も私たちの訪問を快く受けてくださり、一緒に記念写真を撮らせていただきました。
萬鉄五郎記念美術館では、橋場あや展が行われており、感動的な作品に触れることができました。長年、美術教師として教壇に立ち、障がい者の美術教育の草分けでもあるという橋場さんは、昭和7年生まれの90歳ですが、今も精力的に作品作りに励んでいるといいます。(撮影が許されましたので、掲載いたします)
上2枚は、萬鉄五郎展より
以上、橋場あや氏の作品
2枚は花巻東高校と、佐々木監督との記念写真!(クリックすると大きくなります)
8日は、花巻市の「定住推進課」による移住定住支援についての議員研修が行われました。「定住」の名がつく課があることの深刻さをヒシと感じます。平塚市の面積は67.88平方キロメートル。ところが花巻市の面積は908.39平方キロメートルで、なんと平塚市の13倍以上もあるのです。13倍もある土地に、現在9万3千人が暮らしています。自然豊かで広大な田んぼやブドウ、リンゴ畑が広がります。
研修では、地域振興部・藤井部長さんから、平成27年から始まった「定住推進課」の内容について伺いました。
岩手を「死ぬほど好きになった」という鈴木さん
2枚は鈴木寛太さん
その次に報告された鈴木寛太さんは、平塚市にある神奈川大学に4年間通われ、学生の時に平塚市の産業まつりなどで大いに活躍されたという、平塚市にめちゃめちゃ関係深い方のお話を伺うことができました。(めちゃめちゃという言葉が似あう、とても人懐こく、人が大好きな方なのです)
平塚市でも、学生の域を超え、平塚市民との交流で積極的に活躍されたとのことですが、現在では、縁あって花巻市で広大な面積の「ぶどう畑」を営んでいる若手農業者です。空き家を改造した「かんたはうす」を拠点に地域の人と人とを結びつける結束本部の役割を果たしています。「岩手が死ぬほど好きになった」鈴木さんは、なんとしてもこの街を元気にしたい!そして、「誰も見たことのない景色をみんなで見たい!」の一心で、この花巻で大活躍をしているファイトあふれる男性のお話を聞き、素晴らしい人がいることをしらされました。
神奈川大学での4年間、毎日東京から平塚に通った彼を、平塚市がゲットできなかった「負」は大きかった・・。でも、大好きな街で活躍している若者の姿はやっぱり光っていました。平塚市も「死ぬほど好き!」と言ってもらえる魅力をどう醸し出すことができるのか、この平塚にピピっと感じてくれる源をつくるのは今住んでいる私たちだということを改めて考えさせられました。
花巻は紅葉の見ごろは過ぎましたが、あちこちに平塚では見られない鮮やかな紅葉に目を奪われました。