1日、平塚市中央公民館で行なわれた国民救援会総会での「仙台北陵クリニック 筋弛緩剤殺人冤罪事件」の学習会に行ってきました。
当初、守大助さんが真犯人として逮捕された後、どう見てもこの事件は「おかしい」という一部のマスコミでは検証が行なわれ、国民救援会でも機関紙「救援新聞」に疑惑を掲載してきました。
今回の学習会では最初に、その当時鳥越俊太郎・長野智子さんがこの事件を検証した番組「ザ・スクープ」をDVDで見ました。本当に、多くの事件を扱う報道陣にとっても疑問だらけで「でっち上げ」としか考えられない内容が次々と!
お母さん、そしてお父さんが息子・守大助さんが筋弛緩剤を使って殺人を犯したとされるまでの理不尽な経緯や判決について語られました。
お父さんは、事件当時現職の警察官でした。お話を伺い、その警察の権力によって自分の息子を何が何でも犯人にされてしまった思い、ご両親の心境を考えずにはいられませんでした。
色んな人の証言を聞けば聞くほど、内容をネットや様々な資料で見れば見るほど、裏にある大きな権力と警察のメンツによって、一人の大切な人生が台無しにされている感を強くしました。
この事件は、2008年3月10日付けで異議申立は棄却され、守さんの無期懲役刑が確定してしまいました。棄却理由はたったの10行だったと言います。弁護団が提出した上告趣意書、指摘した鑑定の明らかな科学的誤り等については明確な答弁はなく「事実誤認を発見することはできない」という結論だったと。
是非守大助さんを支援する会のホームページをご覧いただき、ご支援の輪を広げていただきたいと思います。↓