20日(日)午後、平塚市中央公民館大ホールで「ひらつか民族芸能まつり」があり、教育民生常任委員として出席してきました。湘南座、相模人形芝居前鳥座などの民俗芸能が平塚で脈々と受け継がれてきたことに感銘しました。相模人形芝居前鳥座は、前鳥神社の奉納行事として江戸時代の中ごろから始まったといわれ、その後、上方で活躍されていた吉田朝右衛門らの指導で現在の基盤が作られたといいます。第二次世界大戦中は中断されていましたが、昭和33年に「前鳥座」と命名し、昭和57年に県の無形民俗文化財に指定され、今年40年を迎えました。舞台の途中には県指定40周年記念式典が行われ、鈴木座長さんと座員の皆さん、三味線の竹本土佐子さんが平塚市吉野教育長より表彰されました。
傾城(けいせい)阿波の鳴門~巡礼唄の段~では、太夫:増田江利子さんと三味線:竹本土佐子さんの語りと三味線で、高浜高校OBの女性の方々が人形を操って演じました。
太夫と三味線のお二人は、常に技を磨き、ことあるごとに皆さんの前で演じていることを思うと、すごいな、と感動します。平塚を知れば知るほど、すごい女性たちがいっぱい!若い高浜高校OBの皆さんも伝統芸能の感動を伝えるためにますますのご活躍を願ってやみません。