新潟県の泉田知事は、東電が、柏崎刈羽原発6、7号機を再稼働させるために、原子力規制委員会に提出する安全審査申請を条件付きで容認したことから、様々な見方が報じられています。
多くは「圧力」がかかったのではないかという説。または、結局力に負けたのか・・など。しかし、これまで東電という底知れない大組織に正論をぶつけてきた人です、ただの脅しに屈するはずはないと、私は思っています。「条件をクリアするには、まず福島の検証と総括が必要」としているように福島を終息させること、それ抜きには再稼働はあり得ないと言っているのですから。
もし、あの泉田知事が屈するほどの圧力があったとしたら、私たちはがっかりしている場合ではなく、矢面に立っている知事の1000分の1、いえ1万分の1でも重責を担うつもりで応援しなければならないと思います。
今、講談社から出ている若杉冽という人が書いた「原発ホワイトアウト」を読んでいます。「泉田知事を陥れる何かないか」と色んなスキャンダルをでっち上げようとしたり、この小説に書かれているような相当の圧力が泉田知事を取り巻いてきたのだろうと思います。相当前から・・。
正論は、初めは小さく、大きな力に負けているように見えるが、時間とともに大きな力になっていく。という言葉を信じたい。
東電は、刈羽原発を再稼働させよう等と考えている場合ではありません。太平洋にどんどん垂れ流している放射能を止めることに全総力をつくすべきで、このままでは日本の海、世界の海が使い物にならなくなってしまう!