9月議会で共産党議員団が要望
9月議会で私は以下のことを求めました。
平塚市においても、小中学校、幼稚園・保育園をはじめ、プール、総合公園や海岸などの放射線量を測定し、安全を確認しているが、今、地表から流れた放射性物質が一か所に集中するホットスポットが問題となっており、子どもの健康を守る観点から万全を期しておく必要がある。芝生や滑り台の下、雨どいの下、砂場といった子どもたちが普通にさわる部分を定期的に測り、危険な数値が出たら除染し、市民・子どもたちの安全を守ること。
ようやく11月7日から始まる
その後、議会閉会後も担当部・課に何度も行き、検討内容を訪ねるとともに意見・要望をしてきました。
4日(金)に伺ったら、「11月7日から市内各地の『マイクロスポット』となりやすい個所の放射線量を測定することになった」との報告がありました。(これまで「ホットスポット」と言っていたのに最近では「マイクロスポット」という方が大勢になっています。マイクロスポットは局所的に高い数値が出た場所をいい、ホットスポットの方が面的に広い場合に使われているように思います。)
市内全域を37に区切り、その中で市民が住んでいない個所を除き、各区域から1施設を抽出し計29施設の放射線量を測ります。その中には、私立幼稚園3か所も入っています。
測定場所
●幼稚園 3、 小学校 8、 中学校 4、 保育園 4、 子どもの家 2、 公園 8、
●上記の施設の砂場、すべり台等遊具の下、雨どいの下、側溝、落ち葉の集積場等
測定方法
●使用サーベイメータ:日立アロカメディカル(株)製 TCS-172B
●地上5センチ、50センチ、1メートルを測定
測定結果の評価と対応について
●環境省が示している毎時0.23マイクロシーベルトを判断の目安にする。これを超えた場合、清掃や土砂の除去など適切な対応をとる。
としています。
新たに平塚市に要望しました
1.砂場は、10センチ以上掘ったところを測定すること!
子どもたちが砂場で遊ぶ場合、砂を掘って手で遊びます。表面だけ測って「基準値内でした」では、何の意味もありません。市は「他の自治体もそうしている」と言います。平塚市独自にしっかりと子どもたちの実態に合った測定をするよう要望しました。
2.私立の施設で高い値が出た場合も、市が責任を持って除去すること!
市は測定の結果「民間施設で高い数値が出た場合、土壌の処理はその施設で責任を持つこと」を、3つの幼稚園に通知をしたということが、先日行われた「私立幼稚園と議員との懇談会」でわかりました。
とんでもないことで、幼稚園側でも困っています。放射性物質はただの汚染物質とはわけが違う、最悪の危険物です。しかも国主導でマスコミを使って「絶対安全」と安全神話を植え付けてきて、いざこういう事態になったら「自分で処理」など、あまりにもひどい話です。東京電力・国が責任をもってしっかり除染すべきです。そして国・東電が動くまでは、「高値が出たらまず市が除去に当たる」ということを求めました。
これからも、しっかり見ていきたいと思います。
平塚駅南口の片隅にそっと咲いていました。