「集団的自衛権に関する憲法解釈の変更には慎重に対応することを求める意見書」を、平塚市議会として国に上げようと、共産党議員3名と無所属議員3名の計6名で議会運営委員会に提出しました。
多くの議員の賛同を得て国に意見書を上げたいと、文言も相当の譲歩をしたものでした。しかし、意見書の主題の「集団的自衛権」の文言を「日本の安全保障」に書き換えよ、
また「これまでの法制局長官の見解を堅持し、集団的自衛権行使につながるような憲法解釈には慎重に対応し、十分な国民的議論を尽くされることを強く要望する。」という文言に対しても、「法制局長官の見解を堅持し」の言葉を書き換えよ、
との意見が出て、6名はそれを飲むことはできないと議運の合意は取れないまま議会に提出することにしました。中には個人としては同感という議員もいましたが、会派に所属しているからには賛成できないと。その結果、私たち6名以外は全員この意見書に反対したのです。
日本が今後、戦争への道に進むのかどうかの大きな岐路に立っている時に、何の意思表示もせずに黙ってみていていいのか。危険とわかっていても黙っていたことがあの第二次世界大戦へと突き進んだ70数年前が、今現実となっていることを多くの人に考えてほしいと思います。
議会に提案した内容は以下の通りです。
平塚市議会議員としてしっかり国に意思表示をしようと、端文昭議員、江口友子議員、鈴木亜紀子議員、渡辺敏光議員、高山和義議員、そして松本敏子の6名は、上記の意見書ではなく、はっきりと「反対する」という意見書を内閣総理大臣・安倍晋三氏に送付しました。