我が家の雌猫のシー(数えで20歳)は、ここしばらく体調がすぐれず、病院に行って薬を飲んでいましたが、芳しくありませんでした。3日、朝から様態がいよいよ危なくなりました。前日までは元気なピー(1歳2か月の雄猫)に刺激されて、何とか餌の場所まで来て食べていましたが、3日の朝は立つこともできず、そっと抱いて連れていくと何とか水を数回なめ、ドロリとした餌「チュール」を1口なめたが、その場によろよろと倒れ、足を踏ん張れない状態。
とうとうこの日が来た・・と覚悟をして、娘と息子夫婦に連絡。急きょ、みんなシーとの最後のお別れに集まってきました。
1歳のピーは、今まで高齢のシーに飛びついてタックルしては、見ていてハラハラするいたずらをしていましたが、弱ってきた最近は毛づくろいができないシーに変わって、毎日一生懸命シーの体をなめてあげていました。
(数か月前のシー)
シーは進和学園の職員がシイタケ栽培のホダ場から拾ってきて、まだ目が開かない猫だったので、正確には19歳半位なのでしょう。頭が良く、身のこなしの早い猫で、カメラを向けると必ず目をそらすので、一番写真の数が少ないのがシーです。約20年近く一緒に暮らしてきた家族がいなくなるのは辛く、夜は家族皆でシーとの時間を過ごしました。
3日の夜中はずっと様子を見ていましたが、翌朝6時20分息を引き取りました。我が家で看取った猫はこれで3匹目。みんな拾われた猫ですが、我が家の一員になって21年目、18年目、20年目と、みんな長生きしてくれました。
1歳のピーは、箱に横たわったシーの顔を前足でチョンチョンとつついては、動かなくなったシーを見ていました。
午後から、市の小動物火葬場にシーを連れていき最後の別れをし、全骨をいただくようお願いしてきました。私にとって、こんなに長く一緒に暮らせる猫にはもう出会えないでしょう。いい思い出をいっぱいいただきました。