平塚市では、学童保育を公設化していく方向が示され、すでに2つの公設学童が運営されています。(なかよしフレンド学童=龍城ヶ丘、旭学童=河内)
少子化の流れのなか、国は各地方公共団体や企業に「次世代育成支援行動計画」策定を義務付けました。その中で、学童保育所は小学校区に1学童を目標とし、地域との連携が強調され「地域に開かれた学童保育」の推進が打ち出されています。
平塚市には学童保育連絡協議会に加入している学童保育所は17箇所あります(2005年4月現在で)。
その中の1箇所、御殿1丁目にある「中原学童」では、5月14日(土)みんなで避難訓練をしました。新しい防災頭巾をかぶり、地域を一周。いざというときのために、指導員さんの機敏な誘導に、学童の子供たちは地域の安全な道をしっかり確認して歩いていました。
中原学童では、今年度は昨年に比べ児童数が20人以上減少しているということでした。そのため、運営には保護者も指導員も苦慮されていることと思います。
しかし、この日は土曜日にもかかわらず、3名がお休みしただけで、ほとんどの子供たちが学童に来て元気に避難訓練をしていました。
学童保育所は、子供たちの生活の場としての位置づけのもと、指導員さんが子供の安全をしっかり守ってくれています。そしてこれこそが、保護者が安心して働ける土台となっています。
仕事を持つ父母にとっていかに大切な場所であるかを、この日の参加人数を聞いて実感しました。
そして、かつて私も共働きの中、2人の子供が学童クラブにかよい、親も子供もともに育ててもらった時のことを思い起こしました。