26日(木)午後、南原自治会館において「鈴川改修工事の現段階と今後の計画」と題する学習会がありました。主催は「桂川相模川流域協議会相模川湘南地域協議会」。
参加された方々は、日ごろから川の環境、川の生き物に大変関心が高く、はじめて参加した私は教えられることばかりでした。
神奈川県土木事務所の職員のかたが、映像で鈴川の様子や今後どういう改修がされるのかなど詳しく説明され、平塚市の水政課のかたも出席され、土木事務所の方とともに参加者の質問に応えました。
上の写真の右側の川が鈴川、左が金目川です。鈴川は上流で渋田川と合流します。
日ごろから鈴川に親しんでいる22人のメンバーが中心になって平成13年から14年にかけて6回のワークショップを行なってきたということで、その内容が紹介されました。
このワークショップは、「川づくり」について学び、主体的に関わりきれいな川づくりを進めていこうというものです。
アンケートでどういう川が求められているか、川の生き物の調査、安全性についてなどが報告されました。
鈴川の改修に当たり、「地域の憩いの場としてゆるやかな傾斜に」という意見や、「水辺のスロープ等、直接水に触れられるように」という子供からの要望などもあったようです。
それには4割勾配の傾斜がいいということでつくられた鈴川の川岸を見てきました。
参加者は茅ヶ崎・平塚・大磯などこの川に関係する広範な地域の方で、質問も多様。関係職員も回答に追われていました。
川の改修工事は、そこに生きる生物の環境保全、住民の希望、川への親しみ、津波の心配、洪水の心配、水質汚染の防止、景観、田んぼに水を入れたときの水の量など様々な問題を考慮していることを、改めて感じた次第です。