「平塚市営住宅ストック総合活用計画(改訂版)」の素案について、11月15日発行予定の広報に「パブリックコメント募集」が掲載されます。
意見募集の期間は、H20年11月17日から12月16日までの30日間。
「ストック総合活用計画(改訂版)」の内容は、市のホームページ、公民館、市民活動センター、各図書館、市民窓口センター、市政情報コーナーで見ることができるとなっています。
「ストック総合活用計画」は5年ごとの見直しとしていますが、今回の改訂には用途廃止になる市営住宅、建て替え対象住宅など今後の問題が山積しています。
改訂案は、H18年度に制定された住生活基本法に基づき国が閣議決定した「全国計画」の方向性が盛り込まれたものとなっています。
古い市営住宅は用途廃止して、市の土地を次々と売却する方向や、市営住宅の運営を今後民間に任せるやり方も検討していくことが盛り込まれています。
そして、ますます生活は厳しくなり、市営住宅の必要性が高まっていく中で、11団地 104戸もの用途廃止計画が進められようとしています。
その対象となっている市営住宅は下の図をご覧ください。
建て替え整備の対象住宅として、岡崎市営住宅が上げられています。
岡崎市営住宅は昭和42年~44年にかけてできた住宅で、今回の改訂案では建て替えるのはこの1団地170戸、H30年度を目標に整備していく計画です。
しかしこの建て替え整備の手法は、公設公営か、借り上げ方式か、PFI(BOT)かを検討していくとしています。PFI手法で運営を民間に任せたとき、市民のセーフティネットが充分保障されるのかということも問題となります。
また、木造の戸建ての住宅などが廃止された後、その土地がどのようになるのかが気になるところです。市の財産ですから、地域に有効活用されるのか、利用されずに売却されるのかは市民の意見が重要になります。この計画を、ホームページ等でご覧いただき、大いに声をあげてほしいと思います。