若いご夫婦の中には、赤ちゃんを産みたくても、先立つものがないからと悩んだり、出産が近いのにお金のことが心配で・・と憂鬱な気持ちで過ごしている人がいると思います。
いま、出産するには40万円から50万円かかるといわれています。そんな時にこそ、「受領委任払制度(じゅりょういにんばらいせいど)」を活用すべきと、2005年9月議会でとりあげました。
市は早速ポスターを作り、近隣市を含めた産婦人科医院に配布して貼ってもらうようにしました。以下の記事をご参照ください。
国保の「出産育児一時金」を前払いに!
https://matsumoto-toshiko.jp/archives/12867
平塚市は「出産育児一時金」の受領委任払い制度のお知らせを各産婦人科医院に貼ってもらいました!
https://matsumoto-toshiko.jp/archives/12944
この「受領委任払制度」は、出産育児一時金としてもらえる35万円をあとからもらうのでなく、出産して病院を退院する時にその分を引いた金額を払うというものです。出産費用が45万円かかれば35万円を引いた10万円だけ払えばいいわけです。
いままで、この制度を一般的に周知しないために利用する人が少なく、「どうしてもお金が払えない」という人が主に利用していたのです。せっかくある制度を使わない手はありません。「あとからもらうほうがいい」という人もいますが、今(出産時に)ほしいという人にはうれしい制度です。
この受領委任払制度は、平成10年度には18件の利用でした。平成16年度は53件、17年度(2005年度)は50件でしたが、次の年の18年度(2006年度)には130件にまで増えました。
もっと多くの若い夫婦に「少額で赤ちゃんが産めるんだ」ということを知ってもらい、安心して出産できる環境を作っていくべきだと思います。皆さんの周りに、これから赤ちゃんを産む人がいたら是非知らせてやってください。